Application Note

scale-X™ fixed-bedバイオリアクターによる懸濁液ベースのウイルスベクター生産

従来の技術における接着細胞を使用したウイルスベクター生産の拡張性の制約により、撹拌槽型バイオリアクター(STR)を用いた浮遊培養への動きを生み出しました。

TRは一般的なfixed-bedバイオリアクターよりも多くの細胞を培養できますが、高い細胞密度は実用的ではなく、生産性とトランスフェクション効率が低下します。

構造化された設計を採用した新しいfixed-bedバイオリアクターでは、高細胞密度培養と優れた生産性を可能にし、これらの課題を解決します。これらのバイオリアクターは、浮遊細胞株と接着細胞株培養の両方に対応できます。

このアプリケーションノートでは、アデノウイルスベクターCOVID-19ワクチンを製造するためのPOC研究を紹介します。

この研究は、scale-X™ hydroバイオリアクター(2.4m²の培養面積)にて浮遊化HEK293(ReiCells)を培養して実施されました。
結果、フラスコ振盪培養と比較し、fixed-bedバイオリアクターを使用した場合では、細胞接着、再現性のある細胞増殖、より低い培地消費、および高い生産性を示しました。 これらの結果は、接着細胞と浮遊細胞培養の両方のプラットフォームとしてのfixed-bedバイオリアクターの有用性を確立し始めています。


(全8ページ)※本コンテンツは英語のみとなります

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